化膿性肉芽腫とは?

化膿性肉芽腫は、血管の急速な増殖によって引き起こされる良性の疾患です。

毛細血管拡張性肉芽腫と呼ばれることもあります。

 

 

症状は?

臨床的な症状としては、赤または茶色のしこりが出現し、急速に成長します。しこりは壊れやすい性質を持っています。

身体中のどこにでも出現しますが、手・腕・顔に現れる傾向が多いです。妊娠中は口(口腔)に発症する例が比較的多く見られます。

顕微鏡で(組織を)確認すると、複数の毛細血管(微小血管)が連なっているのが分かります。その形が小葉のように見えることから、英名では小葉状毛細血管腫(lobular capillary hemangioma)と呼ばれています。

Botriomycome ou Granulome Pyogénique (hémangiome capillaire lobulaire)

化膿性肉芽腫(Lobular Capillary Hemangioma)

 

 

原因は?

確かな原因は明らかになっていません。

 

 

仮説

  • -化膿性肉芽腫は、血管の増殖によって引き起こされます。(これは、血管新生因子、一酸化窒素合成酵素(eNOS)が生成されていることを示唆しています。また、増殖マーカーが血管壁(CD34)に存在することが確認されています)
  • -外傷がきっかけとなり化膿性肉芽腫を発症するケースがしばしば見られます。外傷がない場合においても、突然出現することがあります。
  • -妊娠中に発症する傾向が比較的多い疾患です。(ホルモンが関与している可能性が示唆されます)

 

 

語源について

化膿性肉芽腫という名前は誤解を生みやすく、組織学的には膿もなく肉の塊が形成されるわけでもありません。

 

 

良性であれば問題ないのでは?

症状が出ている場合は、他の疾患との関与性がないか確認するために、医師に相談することが重要です。

また、他の悪性の疾患との区別が付けにくい症状の場合もありますので、必ず医師に相談してください。

 

 

予後と治療法

小さいものであれば、自然に消滅することがあります。

治療法には、凍結療法や電気メスを用いた外科手術などがあります。